熱延鋼板の流通業界が四面楚歌に陥っている。需要期を控えているが、市中の荷動きが良くないうえ、輸入原価が上昇しているためである。
ある流通業界筋は「大半の流通企業が旧正月連休以降の取引回復を期待したが、販売がとんどない」とし「契約した物量が続々と入着されている中で、非常に困っている」と述べた。
流通業界は販売急減は建設と自動車など主力需要産業の景気低迷が原因であると見ている。市中価格の弱基調で、需要家が在庫を最小にしようとしているため、在庫を流通業界が保有することになっている。
流通業界の在庫の原価が次第に上昇している。国内メーカーの年初からの値上げと中国メーカーが輸出価格の引き上げが原因である。これで今後に在庫評価損失が予想される。
ある熱延コイルセンターの関係者は「現在の市中価格が下支えで、一部鋼種は赤字を出しながら販売している。値上げが必要であるが、ままならない状況である」と述べた。
今週の熱延鋼板の流通価格は中国産がトン当たり71がー72万ウォン、ポスコ産GS鋼がトン当たり73ー74万ウォンで、旧正月連休直前の水準である。
ある業界筋は「需要停滞で販売が不振で、3月の市況回復も保証できない。在庫を最小に抑えながら、値上げのための努力が必要な時期である」と述べた。
[Korea Steel News]
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