中国の熱延鋼板の輸出価格が今年最高を記録した。最近の原料価格の高騰と中国政府の大規模なインフラ投資の発表などを考えると、当分の間に熱延鋼板の価格がの強基調で推移すると予想される。
業界によると、今週に中国の中小メーカーが熱延鋼板をトン当たり555ドル(SS400、CFR)前後でオファーした。これは前週比5ドルが上昇したことで、年初比55ドルが上昇したことである。
中国の熱延鋼板の輸出価格の強基調は中国政府のインフラ投資拡大への期待が原因である。最近に開かれた全人代で、李克強首相は道路、鉄道、港湾、空港などインフラ投資に必要な資金確保のため、地方政府の特別目的の2兆1500元の債券を発行することにした。これは前年比8000億元増である。
また消費心理回復のため、自動車と家電などに補助金を支給することにした。このような各種支援策で、今年の中国政府の景気刺激策の規模がインフ投資のための債券発行と減税などで合計4兆1500億元(+α)になると見込まれる。
中国政府のこのような投資拡大政策が鉄鋼業界の期待が高まっていると分析される。また、中国メーカーの輸出価格が限界に近いと把握される。本紙の分析によると、現在の中国の高炉メーカーの熱延鋼板の製造原価がトン当たり500ドルを上回っていると推定される。
最近に鉄鉱石と強粘結炭など原料の価格が上昇して、中国メーカーの輸出価格引き上げが逃げられないと判断される。
今後の中国の熱延鋼板の輸出価格は中国政府の投資政策の実行と鉄鋼のメーカーの減産、原料価格などが変数になると予想される。
[Korea Steel News]
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