電炉メーカーの10月初旬の鉄筋の減産が終わっているが、鉄筋の在庫が依然として高水準である。鉄筋の在庫がこの一週間で3万トン以上減ったが、価格が継続的に下落して、追加減産が必要であると見られる。
電炉メーカー7社の8日現在の鉄筋の在庫が約34万7000トンであった。これは10月1日現在の38万トンに比べ3万3000トンが減ったものの、9月中旬の40万トン余りから約8万トンが減ったことである。
現代製鉄と東国製鋼が週明けに減産を行って、在庫減らしの意志を表わした。ただし、現代製鉄は月初めの2日間の減産日程を16と17日に変更した。これで同社の減産量が当初の5万トンから5万5000トンに増える。これで同社の鉄筋の在庫が現在の34万5000トンからさらに減ると予想される。
ある電炉メーカーの関係者は「雨と平日に挟まれた祝日で営業日数が少なかった」とし「来週には出荷が本格化する」と述べた。
しかし、在庫が30万トン台で推移すると鉄筋の価格とが上昇し難いと指摘される。8日の鉄筋の流通価格がトン当たり61万5000ウォン(高張力、10mm、即時現金決済)に下落した。10月の需要が80万トンを下回ると予想され、追加の減産が必要であると見られる。
一方、8日現在の鉄筋の岸壁在庫は仁川港の11万トン、釜山港の9000トンで、合計12万4000トンであった。これは前週比1万5000トンが減少したことであるが、依然として高水準である。先週の岸壁在庫は仁川港で13万1000トン、釜山港で8000トンであった。
[Korea Steel News]
「KOREA STEEL NEWS」に掲載の記事の無断転載を禁じます。すべての著作権はKOREA STEEL NEW社に帰属します。
|