電炉メーカーが日本産鉄スクラップの輸入契約に積極である。丸永鉄鋼と韓国製鋼など鉄スクラップをほとんど輸入していないメーカー以外のすべての電炉メーカーが日本産鉄スクラップの輸入契約を締結している。
現代製鉄が先先週に約6万トンの輸入契約を締結したと推定され、先週にも4−5万トンを追加で契約したと伝えられている。東国製鋼も約1万トン輸入けいやくを締結して、釜山と昌原地域の電炉メーカーが2−3トンの輸入契約を締結したと知られている。世亜ベスチールも相当量の輸入契約を締結して、日本産鉄スクラップの契約量が大幅に増加した。
最近の鉄スクラップの契約価格はトン当たり2万2000円(H2、FOB)前後であると知られている。これを到着基準のウォン建てに換算するとトン当たり26万ウォン程度になって、国産軽量Aの購入価格の水準になる。
電炉メーカーは日本産鉄スクラップの価格がさらに下落する可能性があるが、トン当たり2万2000円前後で契約量を増やしても良いと判断している。ある電炉メーカーの関係者は「日本の国内価格と韓国向け輸出価格が底に近づいていると見られる。今後の価格下落が予想されるが、大幅な下落の可能性は高くないと見ている」と述べた。
これは経験があるためである。日本産鉄スクラップの価格がトン当たり2万円割れとなったことがほとんどなく、トン当たり2万円以下になった時に取引量が急減したことがあるためである。
電炉メーカーが日本産の輸入契約に積極であることは3月に需給がタイトになる可能性があるためである。国内価格が継続的に下落して、市場の在庫が低水準であると予想される。ここに3月の需要期入りで鉄スクラップの需給バランスが崩れる可能性がある。
ある電炉メーカーの関係者は「日本産の価格がさらに下落する可能性がある。しかし、国内の需給を考えると、3月と4月の鉄スクラップの需給安定のための対策作りが必要である」と述べた。
電炉メーカーの日本産鉄スクラップの大量の輸入契約の背景にはトン当たり2万2000円(H2、FOB)で契約した物量が到着する時期に国内価格が上昇するとおい判断があると見られる。
ある電炉メーカーの関係者は「3月下旬に国内の鉄スクラップ価格が現在に比べ低くなる可能性があるが、重量Aと軽量Aの価格がトン当たり28万ウォンと26万ウォン以下になったことがほとんどなく、価格の面でメリットがある」と述べた。
[Korea Steel News]
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