ポスコが10月16日から約80日間の浦項第2製鋼工場のRH第3号機の改修を行う計画である。2次精錬が必要である高炭素鋼冷延業界は需給がさらにタイトになると予想して、懸念している。
RHは真空処理で銑鉄からガスや不純物を除去する2次精錬工程である。不純物の含有量の少ない高清浄鋼を生産するための必須ラインである。
業界によると、ポスコは最近にRH第3号機の改修で製品の供給量が減少すると需要家に案内した。2次精錬工程が不可欠である高炭素鋼冷延製品の場合、10月の供給量が普段の半分に減ると予想される。
ある高炭素冷延業界筋は「主な需要先である自動車業界の景気が回復しているが、素材の供給がタイトで、その効果を完全に受けていない状況である」とし「10月には現代製鉄の熱延設備の補修とポスコの製鋼工程の改修が重なって、素材の供給不足が予想される」と述べた。
高炭素冷延業界の需給問題が始まったのは下半期からのことである。5月に新型コロナウイルス感染症の影響が本格化して、素材の注文量を減らして、在庫を減らした。しかし、需要の回復が予想より早く、最近には素材が不足している。これでこのような特儒を完全に受けることができない状況である。
高炭素冷延業界のこのような需給問題がしばらく継続すると予想される。ただし、11月からポスコが光陽製鉄所で高炭素鋼を生産する予定で、需給問題が少しで緩和されると予想される。
ポスコの関係者は「製造改善のためにRH第3号機を改修する計画で、改修期間に光陽製鉄所で生産する計画である」と述べた。
[Korea Steel News]
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