MEPSは世界のステンレス鋼の取引価格が3月にこの数年間のピークであったと分析した。
特に、3月初めまでニッケル系ステンレス鋼の価格がニッケル価格の強基調で強基調であった。ヨーロッパと北米の場合、原料の価格が強基調で推移している中で、供給が需要増加を追い付かなかったためである。同期間にアジアの取引価格も上昇した。
アジアの取引量が3月初めまで増加した。しかし、3月第1週からニッケル価格が下落して、取引量も減って、価格が下落した。MEPSのデータによると、3月の取引価格が14年以降の最高を記録した。3月の韓国、台湾、中国の304冷延鋼板の平均国内価格がトン当たり2500ドル程度であった。
日本など一部国のメーカーが輸出より国内販売が有利であって、国内販売を優先したと判断される。3月初め以降にヨーロッパの需要家がアジアのメーカーにオファー価格のトン当たり100ドル程度の引き下げを要求したと知られている。
ヨーロッパの場合、4月まで価格が強基調で推移すると予想される。これは4月のサーチャージの上昇が原因である。3月のヨーロッパの304冷延鋼板の取引価格はトン当たり2671ユーロであった。これは11年6月以降の最高である。ヨーロッパのメーカーの受注が8月出荷分まで終わったと知られている。
北米の場合、取引価格がトン当たり70ドル上昇した。需要が供給より多い状態である。流通在庫が少なく、陸上運送費も上昇した。ここに輸入規制で輸入も円滑でないと知られている。
MEPSは3月初めにニッケル価格が下落に転じて、取引価格に影響を与えると予想した。しかし、中長期的にニッケル価格が強基調になると予想して、ステンレス鋼の取引価格があまり下落しないと予想した。需要も大幅に増加すると予想した。
[Korea Steel News]
「KOREA STEEL NEWS」に掲載の記事の無断転載を禁じます。すべての著作権はKOREA STEEL NEW社に帰属します。
|