ポスコと現代製鉄が近いうちに熱延鋼板の流通向け販価を引き上げると予想される。
流通業界は流通価格がトン当たり10万ウォン以上上昇すると予想している。中国の本渓鋼鉄が4月最終の週に6月積み熱延鋼板をトン当たり860ドル(SS400、FOB)でオファーした。その後に中国政府が輸出増値税還付を廃止した。
本渓鋼鉄は輸出増値税還付廃止分の需要家負担条件付きでオファーした。他の中国メーカーはこれをメーカーが負担する条件でトン当たり930−950ドル(CFR)でオファーした。これを考えると、7月積みの輸入価格が大幅に上昇する可能性があると見られる。
ここに流通企業の注文材の販価がトン当たりトン当たり115−120万ウォン(SS275)に上昇したこととポスコの流通向け熱延鋼板のリスト価格が他のメーカーに比べ低いことを考えると、今回の引き上げ幅がトン当たり10万ウォンを超えると予想される。
ポスコは5月の流通向け熱延鋼板の販価をトン当たり7万ウォン引き上げると明らかにした。4月末に中国政府が輸出増値税還付を廃止して、ポスコが値上げを行うと予想したが、市場の混乱を最小に抑えるため、値上げを行わなく、市場価格との差が大きくなった。
従って、流通業界は高炉メーカーの6月の値上げ幅が5月に比べ大きくなると予想している。
[Korea Steel News]
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