現代製鉄が米国の電炉一貫製鉄所の建設を本格化している中で、組織を改編する。
現代製鉄はこれまで米国の電炉一貫製鉄所の建設を推進してきた「グリーンスチール推進室」を「北米鉄鋼事業部」と格上して、組織を拡大・細分化する。これとともに関連人力を移す。今回の組織改編は12日付けで施行する。
新しく出帆する「北米鉄鋼事業部」の傘下に「北米鉄鋼産業戦略室」と「北米鉄鋼事業設備室」が新設される。具体的に見ると、「北米鉄鋼産業戦略室」は既存「グリーンスチール推進チーム」を改編した「北米鉄鋼事業企画チーム」と「北米インフラ開発チーム」で構成され、「北米鉄鋼事業設備室」は「北米鉄鋼設備チーム」と「「北米鉄鋼圧延設備チーム」、「北米鉄鋼土建設備チーム」の3つで構成される。
また購買本部に「北米鉄鋼事業購買室」が新設され、その傘下に「北米鉄鋼設備購買チーム」と「北米鉄鋼外注契約チーム」が新設される。
今回の組織改編は現代製鉄が米国の製鉄所建設を具体化して、本格的な実行段階に入ったことを意味する。同社は3月25日に米国ルイジアナ州の約216万坪に電炉一貫製鉄所を建設すると明らかにしたことがある。
今回に建設される電炉一貫製鉄所は直接還元鉄(DRI)設備、電炉(EAF)、熱延と冷延設備(PL/TCM、CGL、CVGL)で構成され、生産能力は年産270万トンである。同製鉄所は26年第3四半期の着工と29年第1四半期の竣工を目指している。
生産製品の構成は65万トンの熱延鋼板、205万トンの冷延鋼板である。このうち冷延メッキ材は自動車用が180万トンで、25万トンを外販する計画である。同社は29年まで生産範囲を自動車外販用まで拡大する方針である。
[Korea Steel News]
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