11月初めの台湾CSCのオファー価格引き下げで始まった熱延鋼板のオファー価格の下落に歯止めがかかっている。
CSCのオファー価格の引き下げで、相当の物量の契約が結ばれたが、最近にウォン相場がドル当たり1460ウォンを超えて、輸入業界が市況を見守っている。特に、東南アジアのメーカーが国内価格の水準でオファーしている。
業界によると、CSCが11月初めに韓国向け熱延鋼板をトン当たり505ドル(CFR)でオファーして、約8000トンの契約が結ばれた。このうち流通向けが4000トン、ユーザー向けが4000トンであった。まだ追加のオファーは出ていない。
このような状況で、ベトナム産熱延鋼板のオファー価格がトン当たり512ドル(CFR)で前週の水準である。トン当たり505ドル(CFR)でオファーしたインドネシアの鉄鋼メーカーもまだオファーを出していない。
マイスチールによると、中国メーカーのグローバル熱延鋼板のオファー価格がトン当たり440−450ドル(FOB)である。
ある輸入業界筋は「輸入材のオファー価格がトン当たり470−480ドルまで下落しないと契約ができない」とし「ウォン相場の下落で輸入材の販売価格がトン当たり80万ウォンを超えないと赤字になる」と述べた。
一方、先週の熱延鋼板の流通価格は国産1級品がトン当たり81−82万ウォン(切り板)、輸入対応材はトン当たり76万−77万ウォン、中国産はトン当たり76万ウォン程度であった。
[Korea Steel News]
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